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『浪漫倶楽部』 第1巻 レビュー

期間限定特別企画w として、自分が好きな漫画について少しばかり触れて見ようかと思います。
ちなみに以前管理していたブログを含めて、今まで1回たりとも漫画の記事を書いてこなかったため、楽しい文章の書き方が分かりません!!(爆)
ですので、いつもの雑記の様なものだと思って頂ければ幸いです。
ついでに言ってしまえば、漫画についてはキャプできる環境も無いですし元々やる気も無いですので、画像も付きませんよ~w
ハイ、分かってはいましたが非常にショボイ記事になります(^_^;)

さて、特別企画の記念すべき第1弾は、私が愛して止まない天野こずえ先生作品との出会い、『浪漫倶楽部』1巻についてです。

なお、私の『浪漫倶楽部』レビュー記事の書き方ですが、1巻に限ってはまずは世界観の簡単な説明、及びキャラクター説明をさせて頂きます。
それから『浪漫倶楽部』という作品が短編連作という特性があるので、各話ずつについて、あらすじと私の見解を少し記すという手法を採らせて頂こうと思っています。
「この記事を読んで下さる皆様に、少し興味を持って頂ければな~」と思って書くため、極力のネタバレを避けた中途半端な記事となり、多少手抜きに感じられる面は否めないかと思いますが、ファンの皆様、申し訳無いですm(_ _)m

浪漫倶楽部 1 (1)


<作品の概要及び世界観>

主人公の火鳥泉行は丘の上に建つ“夢ヶ丘中学”に通う極普通の少年だったが、普通の人とは違い不思議な生物が見える特殊な瞳“第2の瞳(セカンド・サイト)”を生まれながらに持っていた。

物心が付いた頃から妖精のような不思議な生物を見てきた火鳥は、自分の瞳が見たものが何であるのかを確かめるために、学園随一の変わり者であると噂されている綾小路宇土が創設していた“浪漫倶楽部”に入部して、彼が“不思議事件”と呼ぶ、周りで起こった不思議な現象の“噂”を解明すべく、毎日活動に勤しんでいる。

しかし実態は“噂”を目撃した人の思い込みや見間違いが多く、不思議な事件に遭遇する事がなかった彼らの“有り触れた普通の日常”に、ある日“ちょっとだけ特殊な出来事”が起こり、物語は紡がれる。


<主な登場人物>

・火鳥泉行

本編の主人公。
夢ヶ丘中学2年生。
普通の人とは違い、妖精や不思議な生物を見る事ができる特殊な瞳“第2の瞳(セカンド・サイト)”の持ち主。
その瞳の存在は“浪漫倶楽部”においては非常に重要。
(なぜなら、「彼にしか見えない事象=“不思議事件”」であり、それを解明するのが“浪漫倶楽部”だから。)
明るく感受性豊かで素直な少年。
意外と熱血漢な一面もある。


・綾小路宇土

“浪漫倶楽部”部長。
夢ヶ丘中学3年生。
変わった倶楽部の創設者なので、学内では大変な有名人。
非常に優しく、素直で正直な心をもって他人と接する人物。
それは彼が関心を寄せる“動物”や“もの”や“目に見えない不思議な生物”についても同様。
それ故に、周囲の人々には彼の事を変人扱いする人も少なくは無い為、火鳥に出会うまでは家族以外に彼の事を本当に理解してくれる人物に出会う事がなかった。
“浪漫倶楽部”のムードメーカーであり、お調子者な一面があるので、彼が引き起こすやっかい事は多数(笑)
あと案外モテるww のか、彼に想いを寄せるキャラクターが描かれるエピソードは多い。


・橘月夜

夢ヶ丘中学2年生。
火鳥のクラスメート。
登場時は人と接する事が苦手で引っ込み思案なおとなしい性格が災いとなり、いじめっ子グループに良い様に扱われていたが、“浪漫倶楽部”が関わる事になる事件をきっかけに火鳥達と知り合ってからは、元来持ち合わせていた明るさと健気な強さと共に、お茶目な一面も良く見せる様になった。
火鳥に淡い想いを抱いている様子なので、その関係にも注目。


・コロン

丘神石と呼ばれる夢ヶ丘中学の裏山にある石に宿った精霊。
中学が建つ裏山は昔から不可思議な現象が多く、“霊的土地”(パワースポット)と呼ばれて人々から畏敬の念を持たれていたため、失われていた陰陽道の力を持って丘神石を据える事によって、それを鎮護しようとした。
コロンはその石と常に一心同体で居たのだが、物語の冒頭で火鳥達と出会い、一緒に行動するうちに感情が芽生えた事によって石の中に戻れなくなってしまう。
その事によって丘神石は封印の力を失い、パワースポットの活動が活発となる事によって、火鳥達が“不思議事件”と呼ぶ現象が頻繁に起こる様になった為、“浪漫倶楽部”の活動は多忙なものとなる。
なお、周囲の学生達には火鳥の妹という風に認識されている。
ちなみに見かけは3歳児(笑)


※1巻が初登場の重要ゲストキャラ

・源氏雛子

ある日突然“浪漫倶楽部”への入部を希望してきた、夢ヶ丘中学1年生。
部長が痴漢の濡れ衣を受けている事を救うべく、彼の恋人になりたいとの申し出をする。
その急な出現での申し出や、日差しに弱く良く意識を失って倒れる事もあり、何処となく謎の多い少女。
その正体は・・・。


では、各話ごとの記事については、追記からとさせて頂きます(^_^)

<各話のあらすじと主観レビュー>

・第1話 「丘の上の学校」

あらすじ

幼少期から妖精等の不思議な生き物が見えた火鳥泉行は、それが何であったのかを確かめるべく、少し変わり者な所がある先輩の綾小路宇土が創設した“浪漫倶楽部”での活動をしている。
今回の“不思議事件”の依頼は、理科準備室の屋根裏から夕方になると男のうめき声と物音が聞こえるというもの。

その理科準備室に裏山から向かう途中、火鳥は広場に置かれた巨大な石の頂上に幼児が座っているのを見つける事になる。
危ないから山の下まで送って行くと言う火鳥に、幼児は「自分はあの石の精霊で、お前は不思議な生き物が見える特別な瞳の持ち主だ」と告げる。
火鳥は初めの内は信じ様とはしなかったが、部長には幼児の姿が見えていなかった事から、幼児の言っている事を信じ始める。

そんなやり取りの最中、例のうめき声と物音が聞こえ始めるのだが・・・。
この事件を通じて様々な所以があって石の精霊である幼児は自らの住処へと帰る事が困難になり、火鳥達は幼児に“コロン”という名前を与えて浪漫倶楽部の一員とする事を決める。
こうして様々な不思議事件の解決をするべく、浪漫倶楽部の活動が始まった。

主観レビュー

文章だけ読んでいるとまるでホラー作品の様ですが(笑)
実際のところは、少し不思議なファンタジー作品という表現が的確な作品です。
第1話は主に、主要人物の描写と、少~しだけ特殊な世界観の説明に費やされている印象です。
しかし物語上最重要部分なので、この説明描写には煩わしさを感じる事はなく、むしろキャラクターの背景を描写する事に併せて行われるので、非常に興味を惹く部分になっている点が優れていると思います。

私的テーマとしては、この話は人の持つ“感情の素晴らしさ・大切さ”を伝える事を念頭に置かれたストーリー構成であり、同時に登場人物が持つ優しい面に触れた読者は、自らの感情の大切さを知り、その温かな気持ちに心を揺り動かされる事になるのではないかと思います。
その事と同様に、人が普段何気なく使用している“名前”というものが持つ重要性、その意義を改めて示しているかの様にも感じました。


・第2話 「雨のロンド」

あらすじ

季節は梅雨真っ盛り。
外は降りしきる雨で覆われている中、火鳥はその日も普段通りの学校生活を過ごしていたが、放課のHRで最近頻繁に傘が紛失しているとの伝達を耳にする。
HR終了後部活動へと向かった火鳥は、綾小路部長に傘紛失事件についてを聞かれ、不思議事件ではないだろうかと問われる。
解明しようと意気込む部長に対して、火鳥は「生徒のいたずらでしょう」と取り合おうとはしない。

そんな中、部室で寝ていたコロンに眠気覚ましのコーヒーを与えた所、コロンはその熱さに驚いて部室の外に飛び出してしまう。
運悪く、通りかかったクラスメートの橘月夜にその姿を見られてしまった火鳥は、とっさに妹だと誤魔化して、傘を持っていない月夜を部室へと招待する。
その日は自分の置き傘を貸して帰る事にした火鳥は、翌日クラスではあまり目立たない存在の月夜に傘を返して貰う際に、彼女が周囲の友人にパシリとしていい様に扱われている事を知る。

その最中、部長が例の傘紛失事件を不思議事件として解明に乗り出す為に、火鳥に声を掛けにくる。
傘事件が進展するのと同時に、月夜に対するいじめを徐々に火鳥は知る事になり、双方の解決に向けて乗り出す事に・・・。

明くる日の放課後、月夜は今までいい様に自分を扱ってきた周囲の人物に「(本当の)友達が待っている」と言い残し、浪漫倶楽部の部室の扉を叩く事になる。

主観レビュー

“いじめ”という難しいテーマを扱った話なのですが、この作品の雰囲気に則るかの様に、物凄く陰湿なものでは無い事が少しだけ救いではあるのでしょうか。
月夜ははっきり言って、この回だけ滅茶苦茶キャラが違います(笑)
人の誰もが明るい面と暗い面を持っている事だとは思いますが、この時の月夜は自分の暗い部分に閉じこもってしまっている辛く悲しい人物像として描かれています。
それが火鳥達、特に自分に初めて心からの笑顔をくれたコロンと出会えた事によって、徐々に本来持ち合わせていた明るさを取り戻して行くという過程が示されているのですが、天野こずえ先生作品らしく、最後には月夜も本当の幸せ・喜びに気付く事ができたくだりに安堵する事ができました。

この話の私的テーマは、“誰にでも必要としてくれる人・居場所というものはある”という事でしょうか。それが起きている不思議事件と月夜との照らし合わせで、巧く表されていると思います。


・第3話 「MILKY WAY」

あらすじ

その日は7月7日七夕。
夢ヶ丘中学ではこの日、七夕祭りとして巨大な笹を校庭に据えて、願い事を書いた短冊を飾る慣わしとなっていた。
その夜、浪漫倶楽部の面々はお祭り好きな部長に付き合わされて遅くまでどんちゃん騒ぎ。
その中、幼い頃に自分が折った折り紙の織姫を見つけた月夜は、コロンにその織姫をプレゼントする事にする。

明くる日の朝、七夕流しと呼ばれる行事に参加する一行。
海に短冊を付けた笹を流す事によって、その願いが天の川まで届く事になるというもので、皆で海に流れていく笹を確認する。

しかし翌日の朝、何故か流したはずの笹が元通り校庭に戻ってきている事が発見されて、生徒のいたずらではないのかと大騒ぎになる。
運悪く、七夕の夜に馬鹿騒ぎをしていた事がバレてしまった浪漫倶楽部は真っ先に疑いを掛けられ、全くの濡れ衣であるのに叱られた後に笹を海に流してくる様に命じられる。

しかし、非常に重たい笹を誰かがいたずらで元に戻したという事に疑問を感じた一行は、不思議事件なのでは無いのかと疑いを持つ。
そしてそれを解明すべく、夜の学校に居残った一同が見た不思議な光景とは・・・。

主観レビュー

天野こずえ先生の真骨頂とも言うべきモチーフは、『ARIA』を御読みになった事がある御方ならすぐに御分かり頂ける事かと思いますが、季節の事象に即した話を描く事だと思われるのですが、デビュー当時からそうであった事が深く窺えるエピソードであると思います。
七夕の伝承についても説明され、織姫と彦星の願いを叶えるという大きなロマンを感じる事ができる、雄大なストーリーが魅力的な話です。

私的テーマは、“想いは時を越えて、いつか必ず叶う”と言った所でしょうか。


・第4話 「消えゆく想い」

あらすじ

とある夏の日、部長は蜘蛛の巣に捕まっていた黒くて小さな虫を助ける。

日は変わって朝の登校中、部長はバスで痴漢の濡れ衣を掛けられてしまう。
とても女性に縁のある顔だとは思えないと揶揄された部長は、「彼女が居るなら濡れ衣だと信じる」という相手の横暴な態度に、つい口から出任せに「彼女が居る」と嘘を言ってしまう。

放課後、噂を聞きつけた火鳥達が嘘を吐いた部長を責めていると、突然可愛い女の子が浪漫倶楽部を訪れる。
彼女は源氏雛子という1年生で、浪漫倶楽部に入部したいと言い、しかも噂を聞いて部長を助けるために彼女にして欲しいとまで言い出す。
突然の事に動揺を隠せない火鳥達だったが、翌日から本当に所構わず仲睦まじい様子を見せる2人に、徐々に応援し始める。

2人の仲を示した事によって、痴漢での部長の悪い噂が徐々に好転してきた事を喜ぶ一同だったが、雛子は体が弱いのか良く立ちくらみを起こす。
それと同時に部長に濡れ衣を着せた張本人が、「変人の部長の彼女になる子も変人に決まっている」という噂を流し始めたために、それを耳にして気に病んだ部長は「雛子に恋人役を終わりにしよう」と告げ、「もしかして迷惑でしたか?」と問う雛子に頷いてしまう。

その言葉を聞いてショックを受けた雛子は思わず外に駆け出し、再び立ちくらみを起こしている所を追いかけてきた部長に助けられる。
そこに例の濡れ衣を着せた張本人が現れ、雛子に向かって彼の顔をしっかりと見た事があるのかと問う。
それに対し雛子は、「外見でしか人を判断できないあなた方は、とても寂しい人達だと思う」と対峙し、その事で力を使い果たしたかの様に、その後また立ちくらみを起こす事になるのだったが・・・。

主観レビュー

『浪漫倶楽部』史上、最も衝撃のエピソードと語られているこの話ですが、部長という個人の魅力が最も顕著に表れている回だと思います。

『浪漫倶楽部』という作品は不思議な作品で、当然各キャラそれぞれが魅力溢れているのですが、主人公である火鳥よりもある意味最も読者に近しく、非常に親しみを感じられる魅力的なキャラクターとして部長が描かれている気がします。
ある意味では部長こそがこの物語の主人公であり、読者の代表なのかも知れないと考えると、今なおこの話がファンの間で語り継がれる程の反響の高さを示しているというのは、納得がいく事なのでは無いでしょうか。

私的テーマは、雛子のセリフ「人を外見だけでしか判断できない人間は寂しい」と、「愛する人を想う事はそれ自体が奇跡」とでも言いたくなる“想い”というものの強さでしょうか。


・第5話 「先生の古時計」

あらすじ

火鳥達が技術家庭科を習っている桜井先生は、厳格で真面目な“堅物先生”として、生徒からの評判はあまり良くない。
この日も火鳥のクラスメイトで友人の矢野がふざけて遊んでいたため、「技術室には危険な機械があるから、怪我をしたら危ないので悪ふざけは止めなさい」と注意を受けていた。

その翌日、技術室掃除の最中に、桜井先生がもうすぐ定年退職されるという噂が流れる。
それを聞いた矢野は、「今までの恨みが溜まっているから、居なくなる前に仕返ししてやる」とほのめかす。

その後現れた桜井先生が古時計を大切そうに掃除している姿を見て、火鳥は時計の事についてを尋ね、桜井先生が笑っている顔を初めて目撃し、先生に時計の事についてを色々と教えて貰う。
「命と同じ位に大切な時計だ」という先生の言葉を聞いていた矢野は、「じゃあその時計がぶっ壊れたら面白いだろうな」と悪びれる事も無く言い、技術室を後にする。
先生が怒らない事を不思議がる火鳥だったが、桜井先生はその火鳥に向かって、「やはり私は生徒達に嫌われているのだろうか・・・」と漏らす。
慌ててフォローする火鳥に向かって先生は、「今週中で定年だから、そうしたら少しは生徒達も喜んでくれるだろうか」と寂しげな表情で言い、「古時計は動いているけれども、もう時を知らせる鐘が鳴らないのだ」と言って、年老いた自分と重ねる悲しい表情を見せる。

その放課後、部室に行った火鳥は先刻の事で悩んで、「遊ぼう」と言うコロンを相手にしない。
そこに月夜が現れ、さっきの話は全て聞いていて、「桜井先生にはとてもお世話になったから笑顔で学校を去っていって欲しい」と言う。
そして「矢野君に時計を壊させる様な馬鹿な真似はさせないで」と頼み、一緒に矢野を止めてくれる事を要請する。

矢野に直接その事を聞きに行った2人だったが、矢野は真面目に受け答えしようとはせず、答えをはぐらかす。
その様子に不安を感じた2人は、遅くまで学校に張り込んで矢野を止める事を決意する。

技術室で張り込んだ2人は、桜井先生について語り合う。
「先生の事をどう思っている?」と問う月夜に、火鳥は「最初は堅物なイメージだったけど、この前時計の話を聞いた時にもしかしたら物凄く優しい先生だったのかも知れないと思い直した」と告げ、そんな火鳥に月夜は、「生徒に厳しくする事こそが、自分を表現する事が苦手な先生が唯一できる、生徒皆への愛情表現だったんじゃないかな」と言う。
「先生の事を深く理解しているんだね」と言う火鳥に対して、「先生と私は大親友だから」と月夜は言って、以前に貰ったというお守りを見せる。

そんな最中に、嫌な予感が的中したかの如く矢野が金属バットを持って姿を現し、止めようとした火鳥の姿に逆上してしまい時計にバットを振り下ろす。
慌てて止めに入った火鳥と組み合い、勢いに押された矢野は技術室にあるプレス機のレバーを倒してしまい、最悪な事にベルトを挟まれ身動きが取れなくなってしまう。

自分1人の力では到底レバーを引き戻す事ができないと知った火鳥は、月夜に校内に誰か助けを呼びに行って欲しいと頼む。
「先生の大切にしていた時計にこんなに酷い事をした人を助ける事は無い」と言う月夜に、火鳥は「人の命が懸かっているんだぞ!」と諌める。
「先生の大切な生徒の命が危ない・・・」と呟いた月夜は、ふらっとその場に崩れ、校内には鳴り響くはずの無い古時計の音が・・・。

主観レビュー

この作品としては少し珍しくもあるのですが、学園ものらしく生徒と教師の関係に深く迫った感動的なエピソードになっていると思います。
誰もが経験する、思春期ならではの大人に対する反抗心といったテーマや、年を重ねる事で周囲の色々な事情も変わり、自身も疲れてしまったという老いる事の悲哀をも感じさせる骨太なストーリーに、圧巻されました。
様々な物事が変わっていく事の切なさ・寂しさを受け入れながらも、愛する生徒達の為に何処までも真摯に向き合おうとする桜井先生の姿は、上に立つ者としての理想像であり、目標とも呼べるものなのでは無いでしょうか。

下の者としてはその堅いイメージに気圧されて、ともすれば矢野みたいに嫌ってしまう可能性もあると思いますが、“見方を変える事で、その人が持つ魅力というものに気付く事ができるかもしれない”と言う優しいメッセージを作中に見出す事ができ、これは“生きる”と言う事が“人との関係を気付いていく”という事である以上、“生徒と教師”に限らず様々な関係について正しく言える事であるのでは、と思います。

私的テーマは、「苦手な物事や人物にも、必ず好きになる事ができる素敵な部分はある」と言う事と、「変化というものの持つ残酷さ・寂しさ」でしょうか。
日本人として、“寂び”に魅力を見出す事ができるというのは、とても偉大な事なのではないかなと感じます。


※余談ではありますが;現在発売されている新装版は「ものぐさ倶楽部」という巻末のオマケページが排除されてしまっています。
旧版『浪漫倶楽部』において、この「ものぐさ倶楽部」に記載されている“ポエミー萩原(担当の萩原達郎氏)愛のポエム集”には、一見の価値があります(笑)
旧版を御読みになれる機会がありましたら、是非御一読の程を(^_^)
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    2006/02/18   天野こずえ先生作品     77TB 0   77Com 4  ↑ 

Comment

どうもです! うつろねこ   URL   2006/02/19   [ Edit ]

な・・・懐かすぃーー!!!!
そういえばこんなお話でしたねw
自分も浪漫倶楽部から読んでました。この記事見て思わず引っ張り出してきましたよw
当時どういった経緯で読んだかもわかりませんけど、
今でも天野先生の作品を読んでるあたり、なんか運命的なものを感じます(大袈裟?

そして4話テラセツナス・・・落涙確定です。・゚・(ノД`)・゚・。
>黒くて小さな虫
伏せると確かにこうなりますが、なんか他の候補がイヤですねwww
当方、少年時代は昆虫採集が趣味でしたが今は触るのも無理ですorz

自分はあの裏表紙の4コマも好きですね。
カボチャパンツの言い訳で墓穴掘る火鳥君テラワロスwww

潤@かもしれないひと   URL   2006/02/19   [ Edit ]

この方は・・・
ARIAと同じ作家さんですよね?

うぉ~金が・・・金が・・・_| ̄|○

この方の作品の特徴だと思いますが
本作をよんではないんですが
レビューをみての感想は人を描写するのが
非常にうまいみたいですね。

そして、ARIAでもそうだったように
「言葉の魅力を十分に引き出す演出」がうまいのかな~
言葉は重くも軽くもなるけど、重要な部分での
使い方がうまいみたいですね・・・

あぁ・・・今日のG1レースで当てたら買いますw

コメント、ありがとうございます ARIA   URL   2006/02/19   [ Edit ]

>うつろねこ様

どうもです!
おお、やはり同志ですね~!!
うつろねこさんも「浪漫倶楽部」昔から御読みでしたか。

私は1年に2~3回、必ずと言って良い位引っ張り出してきて読むのですが、この記事を書くためにまた読み始めてしまったら、止まらなくなっちゃいました(^_^;)
あともう何回も読んでいるのに変わる事無く同じ所で感動している自分を見付けては、天野先生の偉大さを改めて思い知り、いつまでも優しい気持ちに慣れる事が嬉しいですね。
いや、うつろねこさんが天野先生と出会った事も、私がそうであった事も、さらには同じファン同志である私達が出会った事も、全ての出会いが奇跡なんですよ・・・!
(せーの、恥ずかしいセry)

>4話テラセツナス・・・落涙確定です。・゚・(ノД`)・゚・。
あの話は未だに初めて読んだ時の衝撃が忘れられません。
ある意味部長は私の永遠の分身であり、友達であり、憧れの様な存在なので、雛子は・・・もう何と言って良いのか、語りきれませんね(^^ゞ

>黒くて小さな虫
>他の候補がイヤですねwww
いやぁ~、私もそう思ったのですが、本編中で部長がそう言っているんですよw

>昆虫採集が趣味でしたが今は触るのも無理ですorz
これ、私の友人もです。
今では大の虫嫌いだそうで、何かが出てきた瞬間に背筋が凍えるそうです(T_T)
ちなみに私は、昔っから虫だけは本当にダメですorz

>裏表紙の4コマ
あれは面白いですよね(^_^)
新装版もこっちは確かあったと思いましたが・・・;どうだったかな。
私の中で、ピエロパンツは伝説ですからwww

コメント、ありがとうございます ARIA   URL   2006/02/19   [ Edit ]

>潤@かもしれないひと様

どうも!
今回は潤さんの偉大さが本当に分かったとです(失礼)

はい、「ARIA」の作者さんの、初連載作品ですね。

>作品の特徴
仰っている通りです。
人物描写と、舞台設計においてのその動かし方が巧いと思います。

>言葉の重要性
天野先生の真骨頂とも言うべき部分は、セリフの美しさだと思います。
仰っている様に軽くも重くもなるのですが、決める時のセリフや表現したい事・伝えたい事の部分での言葉の使い方・表現力に関しては、大変優れているのではないかなーと思いますね~。

>GⅠ
「フェブラリーステークス」は混戦っぽいですねぇー。
強い馬が揃っているみたいですから、そうそう荒れそうも無いですが、2、3着辺りに妙味を感じそうなので、ワイド辺りで軸を固定した穴狙いをすると面白いかもです(笑)


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